日本の曲がり角か終焉か、復興への希望を 2011/03/27



 駅、街角、飲食店など、日本中、何千何万ヶ所で、義援金を叫んている。1億人が千円ずつで、1千億円だ。タレント、歌手など有名人も何千万、何億と寄付してくれている。家、土地、家財全てを無くして今も避難所の生活が何十万人。
 16年前の神戸地震の比ではない。地震、津波、そして、現代人類の文明の利器とも言われた原発からの放射能災難。世界の国の中で、よりにもよって、神に選ばれ、未曾有の大打撃を受けた日本人へ世界中からの救援が寄せられている。従来疎遠のような国からも日本人を励ます。
 被災を免れた我々も義援金、救援物資でなんとか役立ちたい。できるものなら、現地でも働きたいものだ。
 そして、免れた我々は、今は、気持を平静に今まで通り、物を買い、食べる、消費を落とさないことが経済の落ち込みを食い止めることになる。



 放射能「風評被害」で農作物も出荷停止で農家も危機に瀕している。企業も巨額の無償支援をしているのだから、どんどん物を買ってやろうではないか。もうあの悪夢の土地に住まないという人も多いだろう。関西でも移住希望は積極的に受け入れるべきだ。
 東北地方だけでなく、茨木、千葉、東京、そして長野県でも多発地震。東京、千葉などの液状化現象で多くの家が沈む映像も、もし、復興した時の多くの教訓となろう。日本はこれで世界一強くなる。
 東京電力の電力供給不足で「計画停電」が続く。

〜アサヒグラフより〜


宮城県名取市 押し寄せる大津波が民家を飲み込んでいく。


宮城県名取市 海沿いの集落が水没。世界の観測史上4位の巨大地震と津波は海岸線の形も変える。


岩手県大槌町 建物の屋上に船や車も。


仙台空港も水没した。


岩手県宮古市 津波で何kmも流された家も。


宮城県気仙沼市 造船所の重油タンクから漏れた石油が発火。


陸前高田市 ぎっしりとあった民家や商店街は壊滅。


宮城県南三陸町 ここでも1万人が行方不明に。


宮城県気仙沼市 変わり果てた町並みに呆然と立ち尽くす。


宮城県名取市 家財を勝手に処分できない法律の壁も。


宮城県南三陸町 高校の校庭にSOSの字が。


仙台市若林区 消防のホースを頼りに水浸しの道を進む。


父も母も兄弟も、死者行方不明は3万人に近づく。


〜週刊現代より〜


宮城県石巻市


福島県相馬市


茨城県日立市 輸出を待つ1300台の新車


岩手県大槌町


 ロシアもこれを機会に北方領土を変換してくれたら、東北の家も土地も無くした人達に無償で移住してもらえば、日本人のがんばりで5年も経てば、すばらしい街が出現するのではないか。もちろん、完全に日本本土扱いは必須条件ではあるが。
 人類が手を出すべきでなかった原子力発電はもう封印して太陽光、核融合の研究に拍車がかかるのを切に祈りたい。
 終戦直後に生まれ、高度成長期を経験、バブル経済を見て、百年に一度という大不況、阪神大震災、そして、千年に一度の大地震、空前絶後の大津波、原発事故での放射能危機・・・、これらを客観的に見て生きてこられた人生を幸運に思いたい。


つれづれぐさページへ戻ります。



2011年のつれづれぐさへ