噴火、大雪、大革命 2011/02/13



まだ2月に入ったところなのに、間違いなく今年の十大ニュースに入るだろう事件、事故が次々と起こっている。

まず、火山の大噴火
 宮崎、鹿児島県境にある霧島連山・新燃岳の爆発的大噴火。300年ぶりという。噴火前までに地下にたまったマグマの量は火口の西北西約10キロ、深さ約6キロの地中に約600万立方メートル(東京ドーム約5杯分)が、火口の直下の深さ約3キロに約100万立方メートル(同約0・8杯分)のマグマが蓄積されていた。深いマグマだまりのマグマが火口下に移動し、噴火を引き起こしたと考えられている。また、防災科学技術研究所がGPSなどのデータをもとに1月26〜31日のマグマの噴出量を分析したところ、推定で約1千万立方メートル(東京ドーム約8杯分)に上ることが判明した。「マグマだまりのさらに深い地下からのマグマの供給が続いている可能性が高い」と指摘する。爆発的噴火時、空気を振動させる「空振」という現象が建物のガラスを粉々に割るテレビ映像もショック。
 街に降る細かい火山灰の被害は雪に悩む地方と同じ。
 さらに、降雨による土石流発生の恐れ。そして、折りからの口蹄疫の消毒液散布も空から降る火山灰で効果は無くなってしまい、消毒も中断。宮崎県はどこまで災難にみまわれるのか。


猛烈な寒さと観測史上最高の大雪
各地で猛烈な寒さ、大雪相次ぐ。各地で1980年の観測開始以来最高の雪を記録。滋賀県でも柳ヶ瀬で239cmの大雪。
世界的にも大寒波。韓国ソウルでは、マイナス19℃を記録。川の魚まで大量凍死したという。こんな時のツアーはどんなだろうか。写真はニューヨークで一晩置いた車だという。


中東の革命広がる
 チュニジア、アルジェリアなど中東の反政府デモがきっかけでなんと、エジプトに飛び火。30年近く続いたエジプトのムバラク大統領による独裁政権が11日、反政府デモの波を受け崩壊。FaceBookなどのネットにより、若者にあっというまに広がったわずか1ヶ月の間で起こった革命。結局勝ったのは誰かまだ未知数。軍部によるクーデターという見方もできる。この影響は中東諸国へ大きい。中国でこれが起こったら大変。


大相撲の春場所中止
 部屋内のイジメでの殺人事件、野球賭博など不祥事続きだったが、今回八百長を携帯電話のメールで交わしていたことが発覚。14日めで負け越すかの瀬戸際で、既に勝ち越している相手に金で星を買っているという現実は過去に統計を取れば明らか。十両以下は給料無しという制度では当事者の力士は深刻だ。
 日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で臨時の理事会を開き、八百長疑惑の影響のため、3月13日から大阪府立体育会館で開催する予定だった大相撲春場所の中止を決めた。本場所が中止となるのは、戦争で被災した国技館の修復遅れを理由とした1946年夏場所以来、65年ぶり2度目。
不祥事による中止は初めてで、角界の危機は一段と深刻さを増した。
 この不祥事が完全に改善されなければ大相撲は開くことは無いという。



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