「今年の漢字」は、京都市下京区の「日本漢字能力検定協会」が、毎年、その年の世相を表す1文字の漢字を募集して選び、発表しています。ことしは、これまでで最も多い28万通余りの応募が寄せられ、最も多かった「暑」という字が選ばれました。京都市東山区にある清水寺では、森清範貫主が、たっぷりと墨をつけた筆で、大きな和紙に「暑」の字を勢いよく書き上げました。「暑」の字を選んだ人たちは、この夏の猛暑で熱中症になる人が続出したり、野菜の値段が高騰したりして健康や生活に影響が出たこと、南米チリの鉱山の落盤事故で、閉じこめられた33人が暑さに耐えて救助されたこと、それに、世界で初めて小惑星から微粒子を持ち帰った探査機「はやぶさ」が地球へ突入する際、1万度の高熱をくぐり抜けて帰還したことなどを理由に挙げているということです。2番目に多かったのは、上海万博や尖閣諸島問題で注目を集めた中国の「中」、3番目は、天候や政治、それに景気が不安定だったことや、行方不明の高齢者が各地で相次いだことから、不安定や不明の「不」でした。(NHKニュースから) |
◆過去の「今年の漢字」は以下の通り。 1995年 「震」/1996年 「食」/1997年 「倒」/1998年 「毒」/1999年 「末」/2000年 「金」/2001年 「戦」/2002年 「帰」/2003年 「虎」/2004年 「災」/2005年 「愛」/2006年 「命」/2007年 「偽」/2008年 「変」/2009年 「新」 |
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