陶芸美術館巡り−3(藤田美術館、東洋陶磁美術館) 2010/06/09



藤田美術館


JR大阪城北詰駅からすぐ。


美術館には見えない。


蔵の改造。


旧男爵の藤田家が明治から大正にかけて収集した・・・


東洋美術品は5000点以上もあるという。


常設でなく、年に2回、春と秋に公開。


現在の春期展は6月13日までというから、ギリギリセーフということ。


国宝9点、重要文化財50点、重要美術品2点というからハンパでない。


「どうしてこんなすごいものがここにあるの?」とつぶやきながら見てまわる。


教科書、テレビでおなじみの名宝ばかり。

鎌倉時代の紫式部日記絵詞(国宝)の美しさに見とれ、丸山応挙、尾形乾山・光琳、狩野永徳、小野道風、一休禅師、雪舟、紀貫之などの国宝・重文級の美術品が一堂に鑑賞できる。

 藤田美術館のページから。
そして、我々陶芸屋の最大の関心は部屋の中央に展示された、国宝「曜変天目茶碗」。薄暗い部屋内でスポットライトに鈍く光る。12〜13世紀の中国南宋時代の作なのに、本来の中国でなく、この日本にある名宝。東京の静嘉堂文庫美術館、京都の大徳寺竜光院と並んで世界に3つしか無い曜変天目茶碗(3つは全て国宝)。


廊下の展示パネルは、やはり一番の宝の曜変。


陶芸品書籍のページ。


まさに、宇宙だ。


ちなみに、東京の静嘉堂文庫美術館のページにあった曜変天目茶碗の写真。

曜変天目茶碗のページがあったので。


多宝塔を横に見て。


これだけすごい美術品があるのに、こんな防犯でいいのかと心配になります。


まだ新しい阪急中之島線で大江橋まで。あ、ここに出るんだ。昼休み中の大阪市役所をつっきります。


公会堂。夜のライトアップは絶品。


ノスタルジックなレストランで・・・


昼食を。


大正時代の雰囲気が残る。


だいぶん待って、ここの名物は200食限定オムライス。


食後のコーヒーも器が違うとゴージャスな気分に。


さて、2館めの美術館はすぐそこ。


おのぼりさんのじいちゃんばあちゃん。

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