大津市出身の刺しゅう作家中山富美子さんは刺しゅう、キルト、ビーズステッチなど幅広い手芸分野で活躍しながら、パナマの飾り布モラに魅せられて、コレクションや創作活動を45年以上続けているという。 |
中山コレクションの中からパナマの先住民族のモラ約30点と、中山富美子の創作モラ大小あわせて約100点を展示。 圧倒されるようなモラの色彩の鮮やかさ、テクニックの不思議さ。 |
目を見張る色彩、複雑なパターン、布を切り抜いて下の布地を出すという初めて見たテクニックに驚き。 |
ギャラリートーク。75歳という。中山富美子さん。 40年前、初めてモラと出会い、衝撃を受け、当時はまだ海外旅行なんて、ものすごく高価な時代、中南米パナマ共和国のサン・ブラス諸島に本物見たさに、ジャングルを歩いて大変な苦労で先住民クナ族と一緒に暮らす。なんでも、一途に好奇心で突き進む。すごいなと思う。巨大な作品、一人なら何年もかかるはず。先生に質問したら、「とてもとても一人でできません。今は工房で、私のデザインを弟子たちが制作してくれています。そうだ、名のある漫画家なども何人もで作っている。狩野派みたいなもの。 |