「ささら語り」という、古い伝統芸能。演者のよこやま光子氏は作家水上勉氏との共著「五説経」をライフワークとして全国で語り始める。五説経とは、「をぐり」、「さんせう太夫」、「かるかや」、「しんとく丸」、「しのだ妻」の5編である。 |
説経というものがどのような形で行われていたかは洛中洛外図の絵でしかわからない。 もっと、河内音頭のような調子で、ささらを鳴らしてリズミカルだったかもしれない。 実際を想像しても、誰にも正解は出せない。 今回のよこやま光子氏の語りは、上原まりの琵琶語り、白石加代子のひとり芝居のような雰囲気である。 |
2009年のつれづれぐさへ |