今世紀最長の皆既日食 2009/07/22



 昨日、ついに衆議院解散。これから選挙の8月30日まで、議員のセンセたちにとっては、暑い暑い1カ月以上になる。さて、7月22日の午前は、前々から報道されてきた「世紀の天文ショー」。日本で皆既時間が6分を超える今世紀最長の皆既日食。100%の皆既が見られる南の方の鹿児島、沖縄では、早くから観光客が押し寄せ、ここ数日、当日のお天気の話題ばかり。


 我が街のあたりは皆既ではないが、11時5分ごろが最高に欠ける時刻。カメラ、三脚、NDフィルターまで準備して自宅裏庭で待つが、厚い雲に邪魔され、ついに、一度もお日様は顔を出さなかった。


となると、最適ロケーションからのテレビ生中継を楽しむしか無い。


誰もが夢見るこの瞬間。


国内の陸地で皆既日食が観測できるのは1963年7月21日以来46年ぶり。




 月と太陽の直径が400倍、距離が400倍、そして、太陽、月、地球が一直線に並ぶという、絶妙な位置関係の偶然から起こる皆既日食。


 これって、ものすごい自然の不思議という、宇宙でも、まず無いと科学者が断言する。


皆既日食を経験すると、一瞬、神がかりになるという。動物たちも普段見せない行動をするとか。


今回は、アジアのインド→ブータン→中国→日本→太平洋上というコース。





 6分25秒の長時間の皆既の最も人気の高かった、トカラ列島・悪石島はなんと、暴風雨の悪天候。3日前から島民の何倍もの観光客・取材カメラマンが押し寄せたが残念。わずか6分間の神秘経験のために、大金を払って、最高のカメラシステムを持ち込んだ人たち。かなわぬ自分はちょっとほくそ笑む?。

以下、完全に観測できた各地区のテレビ中継を撮影してみた。


どんどん暗くなる。この中継もわくわくする。


硫黄島や鹿児島県・喜界島では見られたという。太陽が月にすべて覆い隠されると周囲は夜が来たように暗くなったという。


屋久島での生中継。


昼というのに、次第に森は暗くなる。


船なら、雲を避けて最適な場所へ移動することが可能。


月の影に入った地点から影になっていない周囲360度は非常に神秘的。


豪華客船で繰り出した人たち。


完全に見られた人たちの興奮度は最高。


インドでの中継。


宗教的に非常に大きな影響が。


中国でも。


硫黄島でのベストショットです。




今回7回目の日食観測という。


「次は無理でしょう」とおっしゃっていた。


皆既日食が縁で結ばれたという2人。


自分が写した写真が科学誌で採用されたことで。


就職先まで天文系を選び。


日食を追っかけ続けているという。



テレビ番組では、明治以降の数回訪れた皆既日食での記録を紹介している。


明治時代。


時の政府は国民に科学への興味を起こさせるため、観測を推奨。


鉛筆でスケッチした精細な記録が残る。


こんな物が残っていたのだ。


江戸時代まではたたりとか天変地異のひとつに?


昭和になると・・・


正式な観測が行われている。


戦争中だ。


フィルムでの記録。


アナウンサーの興奮するナレーション。


今の北○○の放送みたい。


そして、高度成長真っ只中の46年前。


自分は高校生。当時の記憶は?


もうこんなカメラも存在していた。


今はおっさん?、じいさん?



 次は26年後2035年9月2日に北陸や北関東で見られるという。その頃は自分は地球上に影も形も無いだろう。でも、お金さえあれば、海外で。来年はイースター島でモアイといっしょに見られるらしい。


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