日本映画がアカデミーW受賞 2009/02/23



 2月22日(日本時間23日)のアカデミー賞発表で、なんと「おくりびと」が外国語映画賞、「つみきのいえ」が短編アニメ賞をとったのである。日本の政治家が海外で大恥をさらしたり、国内が暗い話題の真っ最中、貴重なうれしいニュースで新聞のトップを飾った。



米アカデミー賞の直前2月20日の日本アカデミー賞では「おくりびと」が作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞など、10部門を独占、圧倒的な支持を得て60もの映画賞を総なめ状態となり、そして、ついに世界のオスカーも獲得してしまったのである。


滝田洋二郎監督


本木雅弘、広末涼子、余貴美子、滝田監督。


本木雅弘の直筆。書道も段持ち。


日本映画が(時代劇でなく)現代劇で世界に認められた歴史的出来事。


リュック・ベッソンの製作総指揮、ジャン・レノと競演したフランス映画「WASABI」の経験がある彼女。これを機にハリウッド進出か。

 『おくりびと』はアカデミー賞の下馬評ではほとんど注目されていなかったが、授賞式を前に評判も徐々に上がり始め風向きが変わってきた。主演の本木雅弘をはじめ広末涼子や余貴美子、滝田洋二郎監督は、そろって授賞式に出席し、レッドカーペットを楽しんでいたようだが、受賞が発表された瞬間、壇上に上がり喜びを分かち合った。滝田洋二郎監督は英語で「また、この場に戻って来たい」などと感謝の意を述べると満場の拍手を浴びた。
 『おくりびと』はひょんなことから遺体を棺に納める“納棺師”となった男が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。監督は映画『壬生義士伝』の滝田洋二郎が担当し、人気放送作家の小山薫堂が初の映画脚本に挑戦。一見近寄りがたい職業のように感じる納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる。キャストには本木や広末のほか、山崎努や去年亡くなった峰岸徹ら実力派がそろい、特に主演の本木が見せる見事な納棺技術に注目。

もう一つの受賞の短編アニメ賞の「つみきのいえ」


加藤久仁生(くにお)監督。


まるで「積み木」のような家。海面が、どんどん上がってくるので、家を上へ上へと「建て増し」続けてきました。そんな家に住んでいるおじいさんの、家族との思い出の物語。


 
DVDは飛ぶように売れているとか。買うつもり。


絵本も出ている。


完全手書きのすばらしいアニメーション。

今年のアカデミー賞発表式はヒュージャックマンがメイン司会。すばらしいパフォーマンスだったとか。ネットホームページの動画に日本人が確かにいるということでなんとなく感涙します。


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