クリントイーストウッドの映画「父親達の星条旗」はアメリカ側から見た硫黄島の日米戦実話については、10月19日に書いた。続いて公開された2部作め「硫黄島からの手紙」は日本側から見た硫黄島の戦いをやっと見ることができた。 アメリカ映画で監督、スタッフはほとんど外国人ながら、俳優は日本人、日本語であり、ハリウッド映画の気がしない。前作同様、モノクロ調の戦闘シーンは日本軍の玉砕した硫黄島の現場で更にリアル感がある。アメリカでも好評のこの映画、ひょっとしたら、アカデミー賞も? 日本軍を指揮した栗林忠道中将(のちに大将)はアメリカ留学をはじめ、海外での勤務経験もあり客観的な世界観を持っている。圧倒的な米軍に対し、勝てるとは思っていない。いかに長く持ちこたえるかである。 「週刊現代」に人格者栗林中将の特集があり、氏の生き様と深い知識・教養などが分かる。 スキャナで取り込んだ画像を貼っておく。 |