狂言「シテやったり太郎冠者」 2006/12/17



栗東文化芸術会館「さきら」にて、クリスマスイベントがあった。
「あかりの遊び庭」は、さきらの前のシンボル広場でみんなでクリスマスを楽しもうイベント。


今回はカメラはコンパクトデジカメです。
普段の一眼デジカメの威力を認識させられた。



イベントのひとつ、「ダンボールでおうちをつくろう」


おびただしい建設工事資材


次々と建設中です。


みんながんばれ。


もうひといき。


手のこんだおうちもある。


キミもきっと、この経験は役にたつ?。
いつか、将来、食べられなくなって、公園や駅前で寝てる人かも。冗談冗談・・・







さて、こちらは、夜のためのキャンドルサービス。







ひとつはこんな物です。


14:30からのクリスマス狂言を見物。






大ホールは満席。



「シテやったり太郎冠者」と題した狂言会で、出演は茂山狂言会のみなさん。脚本は市川猿之助のスーパー歌舞伎なども手がける横内謙介。サンタクロースやトナカイが登場し、時事ネタなども盛り込まれた創作狂言だ。担当の西原亮さんによると「初心者にも分かりやすい内容になっています。お客さんに参加していただく場面もあるので、楽しんでいただけると思います」とのこと。

写真、あらすじはホームページのサイトから。

脚本:横内謙介
演出:茂山千之丞
出演:茂山千之丞・茂山千五郎・茂山正邦・茂山あきら・茂山茂・丸石やすし


わがまま勝手なご主人(茂山千之丞)に仕える太郎冠者(茂山正邦)はある日、酒代も渡されずに酒屋に使いに出される。何とか酒屋の主人をだましても酒を手に入れようとするが、逆に酒屋の主人からフリーエージェント宣言を奨められた太郎冠者はわがままな主人との契約を解消し、新たな仕事をすることになる。
そこでは、太郎冠者は奥方のお話を聞くだけで良いという楽ちんな仕事!。が、奥方のあまりの横暴さに逃げ出した太郎冠者。
季節は冬・・。とぼとぼ歩く太郎冠者の前に、トナカイに逃げられて困り果てたサンタクロースと出会う・・・

困ったサンタクロースの為に、トナカイに扮してそりを引いてあげたりトナカイの角が頭から抜けなくなった太郎冠者を見て農民が鬼と間違えてしまったり・・かなりのどたばた劇。

そんなどたばたチックな夢物語が親しみやすく客席は笑いの渦と化し、84歳の千之丞の軽やかな動きに暖かい拍手喝采。

遊び心満載のこの作品。最後まで気が抜けずカーテンコールはジャズ風の「赤鼻のトナカイ」。おお、千之丞の投げキッス!!。


現代風に脚本された狂言。
役が登場するたびに、正面に向かって「あらわれいでたるは○○でござる」と挨拶。
あの朗々たる声で「やるまいぞやるまいぞ」など、確かに狂言であるが、サンタクロースがスリ足で歩き、村上ファンドやホリエモンなどの時事ネタなどに大爆笑。楽しい2時間だった。


ひらがな5文字の「やなせなな」のコンサート。

こんなに近くで澄んだ美しい声を聴くと癒される。
もっと雰囲気のいい場所で美しいクリスマスソングを聴けるといいんだが。



京都生まれの奈良育ちとか。シンガーソングライター。「街の灯」というオリジナル曲はなかなかいい。


奈良吉野のお寺の尼さんなんだって!!
お寺の尼さんのクリスマスソングもまたオツなもの。



サンタクロース登場。


外は真っ暗。


ちびっこにプレゼント。


大きな外人さんが扮していて、サンタクロースはサマになってる。


「ホームレス?」のおうちににも灯りがともる。


ボクのうち、かっこいいだろう。






なんか、幻想的・・・・


なかなかいい趣向ではないか。




キャンドルが浮き上がる。



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