「19世紀絵画の巨匠たちバルビゾンから印象派」展 2006/09/25

コロー、ミレー、クールベ、ルノワール、セザンヌ、シスレー・・・



京都 大丸ミュージアム




バルビゾンって何だか、よく分からないタイトル。
印象派の画家は、コロー、ミレー、セザンヌ、ルノアールなど、中学校の美術の先生に習ったことがある。




19世紀のフランスでは、近代化・都市化を背景として多彩な文化が花開きました。とりわけ、自然豊かな田園地帯に赴き、戸外での写生を重んじて制作したコローやミレー、ルソー、ドービニー、デュプレなどバルビゾン派の画家たち、また彼等の姿勢に感化を受け、光あふれる画面をつくりだしたルノワール、セザンヌ、シスレーなどの印象派はよく知られています。

それまでの風景画は古典的、歴史的主題の背景の一部として認知されているに過ぎませんでしたが、自然を主題とし、ありのままに表現するというバルビゾン派の活動により風景画は再認識されました。そして今日最も人々に親しまれているといっても過言ではない印象派への道筋を彼等が開くことになったのです。

本展では、自然や農村の風景を描き続けたバルビゾン派の画家たちと、アカデミックな絵画に飽き足らず変わりつつある社会的背景の中で、新しいスタイルを生み出した印象派の画家たちの、19世紀なかばの美術運動の流れの一端をフランス、アメリカ、ポーランド、そして日本各地の所蔵品から油彩48点や版画32点などの風景画、人物画あわせて85点で一堂にご紹介いたします。


ジャン=バティスト・カミーユ ・コロー《ヴァグノンヴィル城》


ピエール=オーギュスト・ルノワール「女性の肖像」1910年頃


ウジェーヌ・ブーダン「オランダの風車」


ミレーの「食事の支度をする若い母親」
ポスター、チケットの使用されている絵
ズバリ、ちっちゃい!。だから、ここでも、小さく。




油絵、水彩画、版画、エッチング、リトグラフなど。風景画中心。
羊や牛などの動物が絵に入っているのが印象的。


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