露の五郎兵衛怪談噺 2006/09/03



安土の文芸セミナリヨにて。

残響の良い音楽ホールで、生のおはやし(三味線・鳴り物)と照明のきっかけにより、露の五郎兵衛が早変わりで幽霊に変装し”悩ます側”と”悩まされる側”を演じます。
夏の風物詩「怪談噺」の第一人者、露の五郎兵衛が、三遊亭円朝の代表的名作「真景累ヶ淵」をたっぷり魅せます。
ひんやりとしたホールへ、夕涼みをかねてお越し下さい。



18:30開演の前。落日直前の文芸セミナリヨ。


関西ではおなじみ。前上方落語協会会長。大阪にわかの数少ない伝承者の一人。2000年、紫綬褒章を受章。
昨年、露の五郎→二代目露の五郎兵衛(つゆの ごろべえ)を襲名。 1932年生まれだから、74歳。


C−20は前から3列目のど真ん中。落語などには最高のロケーション。


もちろん、開演のあとは撮影禁止なので、開演直前に。

演 目
● 講 談  「賎ヶ岳七本槍」     露の ききょう
● 落 語  「手水まわし」       笑福亭 喬若 
● 怪 談  真景累ヶ淵の内
         「宋悦殺し」       露の五郎兵衛

       〜 〜    中  入   〜 〜

● 小話と百面相            露の団四郎
● 怪 談  真景累ヶ淵の内 
         「豊志賀の死」     露の五郎兵衛 

しかしまあ、いくら噺が達者といっても、昔の露の五郎の元気は無い。脳卒中の経験もあり、時々、噺が止まる。以前に、NHKの朝ドラ「あすか」で見せた味のある芸はもう、無理かも?。暗転から幽霊への変身が時間がかかる。長い間この公演を続けているが、うまくいかず、一番残念がっているのは、露の五郎兵衛氏本人だろう。
露の団四郎が、五郎兵衛の大阪にわか、怪談噺を引き継いでいくそうだが、今のところ、「小話と百面相」のように、林家三平的な芸風でおもいきり笑わせてくれる。これからが楽しみ。


露の団四郎



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