安土の文芸セミナリヨにて。 残響の良い音楽ホールで、生のおはやし(三味線・鳴り物)と照明のきっかけにより、露の五郎兵衛が早変わりで幽霊に変装し”悩ます側”と”悩まされる側”を演じます。 夏の風物詩「怪談噺」の第一人者、露の五郎兵衛が、三遊亭円朝の代表的名作「真景累ヶ淵」をたっぷり魅せます。 ひんやりとしたホールへ、夕涼みをかねてお越し下さい。 |
演 目 ● 講 談 「賎ヶ岳七本槍」 露の ききょう ● 落 語 「手水まわし」 笑福亭 喬若 ● 怪 談 真景累ヶ淵の内 「宋悦殺し」 露の五郎兵衛 〜 〜 中 入 〜 〜 ● 小話と百面相 露の団四郎 ● 怪 談 真景累ヶ淵の内 「豊志賀の死」 露の五郎兵衛 |
しかしまあ、いくら噺が達者といっても、昔の露の五郎の元気は無い。脳卒中の経験もあり、時々、噺が止まる。以前に、NHKの朝ドラ「あすか」で見せた味のある芸はもう、無理かも?。暗転から幽霊への変身が時間がかかる。長い間この公演を続けているが、うまくいかず、一番残念がっているのは、露の五郎兵衛氏本人だろう。 露の団四郎が、五郎兵衛の大阪にわか、怪談噺を引き継いでいくそうだが、今のところ、「小話と百面相」のように、林家三平的な芸風でおもいきり笑わせてくれる。これからが楽しみ。 |