「美のかけはし」、「世界の巨匠が描く人物画」 2006/08/08



ここ数日、ものすごい暑さで、外を歩くのは危険。
そこへ、台風が2つ来襲中。本日予定のびわこ大花火大会も、8/11に延期となった。それならば、と、朝勤務上がりに懸案の京都の美術館めぐりを消化したい。

「美のかけはし−名品が語る京博の歴史」 京都国立博物館

まず、京都国立博物館まで京都駅から歩く。汗びっしょりでようやく到着。


開館110年をむかえる京都国立博物館にあの風神雷神など重要文化財が大集結〜!
まもなく開館110年の京都国立博物館では、現在に至るまでの歩みを展示。俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」(国宝 建仁寺蔵)や「源頼朝像」(国宝 神護寺蔵)といった、誰もが一度は教科書で見たことのあるような名品がズラリ。調査研究により新たに光が当てられた作品も含め、美意識を呼び覚ます品々を心ゆくまで堪能することができる。


源頼朝像はさすが、国宝。その他、多くの国宝を一堂に展示。京都国立博物館の歴史、所蔵品、建築当時の図面、当時の展覧会のパンフレット(まだ写真は無かった?ので、模写をパンフレットとして印刷していた)。美しい館外壁のレリーフなども貴重である。館は隣の豊国神社、方広寺の敷地内にあたり、ありし時の巨大な大仏殿の絵なども貴重。



京都国立博物館は、日本・東洋の古美術を専門とする博物館で、東京、奈良の国立博物館とならび、わが国における博物館のはじまりとされます。設置はふるく明治22年(1889)にまでさかのぼり、寺院の統廃合や折からの廃仏毀釈により、破損や滅失あるいは海外へと流出する危険にさらされていた文化財を国として保護しようとする動きと密接な関係がありました。そうして明治30年5月に開館した当館は、まもなく110年という節目をむかえます。
 本展覧会ではこの節目を記念し、当館の生い立ちと、果たしてきた役割をたどります。
 展示の中心となるのは、千年の都、京都における文化財保護の最前線として出発し、長年にわたり調査研究・収集・保管を続けてきた当館に収蔵されている美術品・文化財です。館蔵品とともに多方面よりご寄託いただいている名品もあわせ、国宝26件、重要文化財37件をふくむ約120件を展示します。
 展示は大きく二つにわかれ、前半部では、「文覚四十五箇条起請文」(国宝 神護寺蔵)、「公家列影図」(重要文化財 当館蔵)、「豊国祭礼図屏風」(重要文化財 豊国神社蔵)などの、東山の地と関わりの深い後白河法皇・平清盛・豊臣秀吉にまつわる作品を中心に、博物館がつくられるまでの東山の歴史を紹介します。
 後半部では、博物館誕生から現在にいたるまでの歩みをたどります。「縹糸威胴丸」(重要文化財 当館蔵)、「宝誌和尚立像」(重要文化財 西往寺蔵)といった作品がつくられた歴史的背景を語るとともに、当館が内外にわたり果たしてきた「集める」「見(魅)せる」「伝える」「育む」という役割のなかで、作品がどのような位置づけをもつのかということを考えます。「旧帝国京都博物館建築資料」(重要文化財 当館蔵)などは、当館の黎明期をかたっており、博物館史的な色合いの濃い、本展覧会の大きな特色といえましょう。
 また、俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」(国宝 建仁寺蔵)や「源頼朝像」(国宝 神護寺蔵)といった、誰しも一度は教科書などで目にしたことのある名品のほか、調査研究によって新たに光のあてられた作品も含め、美意識をよび覚ます品々を心ゆくまで堪能することのできるまたとない機会となるでしょう。
 昨今、誌上を賑わしているように、博物館のおかれている状況は決して易しいものではありません。そういう時だからこそ、本展が博物館の役割について再確認し、多くの方にご理解いただく機会となることを希望してやみません。また、過去から未来への「かけはし」でありたいと願い続ける京都国立博物館の歩みを通じ、皆さまの心の中に奥深い美の世界への「かけはし」をつなげることができましたら幸いです。

続いて、岡崎の京都市立美術館へ。




「世界の巨匠が描く人物画」 京都市立美術館




欧米では子供達への美術館教育=「こころの教育」が大切にされています。「子供と楽しむ展覧会」をつくる会では、国内の美術展を「子供も大人も感動を共有し、語り合える展覧会」にする事を考えています。コローやドガ、ルノワール、ピカソやウォーホル、藤田嗣治や伊東深水などなど、ヨーロッパ16世紀の宗教画から現代までの人物画約180点を時代を追いながら展覧します。


展示方法、コメントが子供向けに分かりやすく、ちょっと風変わり。子供にも大人の絵を見せる方法として参考になる。




ここは撮影できるでしょう。絵本の原画なども楽しかった。


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