談山神社、石舞台、飛鳥寺 2006/06/10



今回参加のJRふれあいハイキングは「談山神社から飛鳥路を歩く」。
JR関西おでかけパスを使って2000円乗り放題、草津ー桜井間の、まさに、端から端までのフル活用。


草津駅6時半ごろ発に乗ると、桜井駅には9時ごろに到着。
受付で地図をもらって、バスに乗り込む。バス車内から。



バスは一気に談山神社まで。つまり、ここから、歩いて桜井駅まで戻るというコース。約12km。


かなりの高原、朝の空気が気持ちいい。


また、悪いクセが出て、焼きたてのとち餅1個だけ100円でいただき、食べながら歩く。


ここは初めてです。


談山神社といえば、ポスター、ガイドブックはこの構図。


木造十三重の塔



朱塗りの柱が美しい。


大化改新に尽くした藤原鎌足公をお祀りする。
鎌足と中大兄皇子がこの地で蘇我入鹿を討つ相談をしたことから、談山神社と名前がつくとか。
極彩色の社殿は日光東照宮の手本になった。関西の日光とも呼ばれる。



ズバリ、恋神社。




奈良の山辺の路を歩くのも久しぶり。


ウグイスの声、野の地蔵さん・・・


山、民家のハーモニーに心和む。


棚田も美しい。


ほのぼの・・・・・




すごい藪道を歩いたあと、ようやく。


石舞台までもう少し。


サンドイッチとおにぎりで昼食。


40年前に来た。




上円下方墳、封土が失われて石組だけが残った。




蘇我の馬子の墓ともいわれる。


上の隙間から中を覗く。




入ってみると。


いやー、でっかい。


1000年もの間、巨石の重みに耐え続けている。
自分はわずか数十年で大きく変わった。
そして、あと少しで跡形無く消えるが、この巨石はこれからも、何千年もここにあるだろう。





遠くの山並みとベストマッチ。


酒船石も会社に入社してすぐに愛好家に連れて来てもらって以来。


石から見れば、40年の時間なんて・・・・






次は、飛鳥寺です。


聖徳太子、大化改新など、非常に重要な寺である。




この標石が値打ちなんだそう。


周辺は40年前とはかなり変化しているという。




寺宝は日本最古の飛鳥大仏。高さ3m、銅像、当時は黄金30kgの鍍金。
大火災で堂が炎上して崩れ落ち、光背は燃え尽きて、たった一人座っておられたという。
雨ざらしの期間も。



日本最初の本格的寺院。今は1/20の敷地規模。


当時は巨大な大寺院であった。中心に塔があるというレイアウトは高句麗時代のもの。


面長のお顔はその後の時代の丸い顔と比較して、時代の古さを物語る。


若干右向きのお顔。




他に阿弥陀如来座像などの貴重な寺宝も。




本物の郵便ポストがこんなところに、なんとも、珍妙な風景。




大化改新で殺された入鹿の首塚がすぐそこに。


のどかな田圃の中の風景も40年前とはまた違って、そして、今後、50年したらまた、皮っているだろう。



このあと、飛鳥資料館、安倍文殊院へ


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