本能寺の変のあったこの時期、京都本能寺、岐阜崇福寺、そしてここ安土など、日本中の信長ゆかりの場所でいわゆる「信長まつり」がある。 あづち信長まつりは2年ぶり。 いつものカメラはメーカーにドック入りのため、今日はコンパクトデジカメで。 |
信長ついでにちょっと。 今年のNHK大河ドラマは「巧名ヶ辻」。 ちょうど先週が一豊が千代の持参金で名馬を手に入れるくだり、今週が光秀が信長に虐めぬかれ決意、そして来週が本能寺である。 大河ドラマは戦国時代が一番多く、信長、秀吉、家康が登場する。信長や秀吉が主人公のドラマになると信長を美化したストーリーになりがちだが、今年は山内一豊のような中間層の物語として信長をかなり客観的にみたストーリー展開である。 館ひろしが殺される前の信長の狂気、覇王ぶりをうまく演じて、こんな社長なら光秀ならずともいなくなって欲しいと思うだろう。 明智光秀が謀反人として今もダーティイメージで伝えられるのも気の毒。文武両道に優れた明智光秀はたぶん、理想的な経営者になっただろう。光秀が山崎で死んでいず、天海として徳川の時代まで影響を示したというミステリーも大好き。春日の局を応援した家康の行動も興味深い。 勝利者は歴史を自分の都合良いように書き替えてしまうため、後の人たちは、大きな誤解をしてしまう。明智光秀もその犠牲になった一人だろう。ダビンチコードでのイエスキリストもそうで、聖者は結婚はしては困る、まして聖者に子供がいるなんてとんでもないというところから、あの聖書は都合の悪いところをカットして都合の良いように編纂されたものであることがテーマになっている。 |