「ダ・ヴィンチ・コード」 2006/05/07



 最近は、長編小説を読むことは非常に少なくなった。この歳でも、ものすごく本を読む人は多いのに、我ながら、根気が無いのが情けなく、努力が足りないなと思っている。
毎年発表される「このミステリーがすごい」などから、トップ3に入るものはなんとか読もうというミーハー程度。
 この「ダ・ビンチ・コード」は、既に、数年前から全世界で5000万部を売り上げた大ベストセラーである。
 ベストセラーだから、小説の映画化という話になり、制作が終わってそろそろ、全世界同時公開!!!という鳴り物入り宣伝の真っ最中。

<<ルーブル美術館で発見された死体を発端に、世紀の謎が明らかになる! 2006/5/20 全世界同時公開 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント>>



> 「映画を観る前に、事前知識が必要」とばかり、本屋にドサッと積まれた中から、買い込み、約5日かけて、読破した。
 しかし、映画のキャスト(俳優が)が決まってから原作を読むということの問題を痛感。小説は、常に場面、情景、登場人物を想像しながら読み進むのだが、どうしても、主人公の教授はトム・ハンクス、刑事はジャン・レノの顔が浮かんでしまうのである。
 やはり、原作を読むなら、映画が決まる前に読むべきである。ただ、その場合は、原作?は読まないでしょうね。
 また、この小説に限ったことでは無いが、原作を読んでしまうと、事件の犯人やドンデン返しを知ってしまうことになり、映画の見方を変えねばならない。このシーンは映画ではどのように映像化するだろうか?という楽しみだけ。
 やはり、原作は、映画を観た後に読むべきだろうか。いや、そんな面倒なことはしないし・・・

 「ダ・ビンチ・コード」では、レオナルド・ダビンチが自作に多くのメッセージを残しているという事実をもとに、非常に興味深い展開をみせる。特に、「最後の晩餐」の謎は確かに、言われてみれば、なるほどと納得できるところがすごくおもしろかった。


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