篠田神社の火祭り 2006/05/04



 近江八幡には実に多くの文化・伝承が多いと思う。
少しずつ体験したい。今回は、篠田神社の火祭り。
夜、近江八幡駅から歩くこと、30分以上(実は、こんなに遠いとは思わなかった!)



 この神社は初めての訪問。昼はどんなのかは不明。とっぷり暮れた20時前に到着。
比較的狭い境内。太鼓の音がこだまし、たいまつが練り歩く。



たいまつが立てられる。






太鼓入場


国内の花火職人が多くの花火を奉納。

手持ちの手ぶれの雰囲気?をお楽しみください。



しかけ花火の撮影には失敗。

例年の「ナイアガラの滝」は今年は中止、来年に期待くださいのアナウンスにためいきの声。


さて、いよいよ、「和火」の点火。点火の方法もまた、すごい。


あまりに近くで、そのすごさにびっくり。レンズ交換の暇が無かった。


すごすぎ、説明不能!!。


グルグル回る回転花火、近すぎて、ほんの一部です。


全体が現れてくる。


今年のテーマは北海道、知床の環境保存、アイヌの像か?


実物はもっときれいです。


10分ももたない。


2本のたいまつに火をつけて大炎上。

最終電車に間に合うよう、近江八幡駅まで急ぐ。いやー、歩いた。

来年は、撮影条件、場所とりを検討して、ぜひ、再挑戦したい。

最終電車は事故で、20分も遅れ・・・・・


 サイトから
一条の綱に火が走ったと見る間に、境内は火炎と煙に包まれる。くるくると渦巻状に舞う廻火や低く打ち上げられる乱玉の美しさ、体の芯にまで響く爆雷の音。あたりの白煙が薄れると、夜空にくっきりと、蛍火のごとく柔らかく、藤色の見事な絵模様が浮き上がる。法隆寺の五重塔が、金堂が夢幻の世界に描き出される。「篠田の火祭」とは、国選択無形文化財に選定された時の指定呼称で、近江八幡市の篠田神社で行なわれる、“豊稔祈願祭”の中の一連の松明渡御・奉火・古式花火などの炎の祭りの部分を指す。祭は、毎年5月3日の若宮祭・4日の本宮宵夜祭・5日の本大祭と3日間にわたって行なわれる。5月3日、4つの地区の氏子が結い上げた、夫々独特の形状をした大松明は、日暮れとともに、地区名を記した提灯を先頭に、手松明を上に下に振りながら続く一般の氏子たち、鉦と太鼓とともに宮入りする。各地区が拝殿の前に整列すると、各松明に一斉に点火される。一気に燃え上がる炎で社前は煌々と照らされる。翌4日、境内には、全長7〜10メートル・胴回り3メートルの、湖東地方独特の傘松明を始めとした大松明が数本用意され、東側には、高さ10メートル・幅16メートル・畳100畳分の仕掛け花火が取り付けられる。この仕掛け花火は、「和火(ワビ)」と呼ばれる古式花火で、世界でも唯一ヶ所。この地にのみ伝承されている実に特異なものである。午後9時過ぎ、合図をかねた打ち上げ花火の後、銀滝ナイアガラ仕掛けと間断ない洋式花火の競演だ。ナイアガラの火が消えて数秒の後、古式花火が始まる。藤色の火は十数分の間炎え続け、観る人の心の奥深くに優しい感動の余韻を残す。絵柄は毎年変わるが、近年は“生命”がテーマになっている。この花火芸術の後、傘松明を始め大松明が順次奉火されて行く。


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