京都嵯峨野冬景色 2005/12/04



JRふれあいハイキングの番外編として、
「美しい日本の歩きたくなる道 京都編 嵯峨野冬景色」
に参加した。
天気予報は最悪。曇りのち雨。寒い雨の一日を思うと、家でごろごろしていたい心境。
会社の仲間に声をかけていなかったら、ずぼらくせが出て重い腰をあげなかったろう。


JR花園駅に10時集合。受付は意外にものすごい人でびっくりした。
京都府ウァーキング協会の定例行事を、JRふれあいハイキングのパンフに載せたことでさらに参加者が増えたんだとか。
およそ300名、天気が良ければ400名を越えただろうという。ボランティアさんたちもこれだけの参加者だと大変だろう。
軽い柔軟体操を終わり、さて出発。


まず、仁和寺までの30分。最初から雨でスタートながら、自然の中を行く美しい道である。


紅葉はまだまだ大丈夫。というか、赤や黄の落ち葉が道をきれいに飾ってくれる。


御室駅(OMURO)。オムロン(OMRON)は昔は立石電機。


御室駅の前はもう仁和寺。
仁和寺の二王門(山門)は知恩院の「三門」、南禅寺の「山門」と共に京都の三大門と呼ばれている。



雨に煙る境内。


ご存知、総本山の仁和寺。久しぶり。


国宝、文化財の建物、仏像など、多くの宝物は多いが本日は歩くのが目的。


そりゃあ、300人もいっぺんに来ると。


色とりどりの傘できれい。


非常に有名な御室桜。


雨に煙る仁和寺の紅葉も、また格別!としか言いようがない。


石畳の落ち葉もまた風情。



雪の季節の鐘楼も好きだが。


御室猫?


水かけ不動さんに○○をお願い。


少し休憩のあと出発。


途中、紅葉の見事なスポットでつい足を止める。
雨のもみじの道もまた格別(としか言いようがないので・・・)。



それにしても、よく降るなあ。


広大な広沢の池に出る。なんと、池の水が無い!。




年に一度、鯉あげと言って、水を抜き鯉、もろこ、えびなどを販売しているのである。


なかなか見られないタイミングに訪れた。

それにしても、どうしてこのすごい水を抜けるのか。


「もろこ2kgちょうだーい」







“名月や池をめぐりて夜もすがら”は俳人芭蕉の有名な句。
広沢の池に宿れる月影や昔をてらす鏡なるらむ  (後鳥羽法皇)
向こうは朝原山、こちらの道は千代の古道と言うのだそうだ。


〜千代の古道の歌〜  
嵯峨の山 みゆき絶えし 芹川の 千代の古道跡 ありけり
藤原定家



今回のコースでもっとも美しいと思ったあたり。


今回は、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」のうち、京都の13コースを歩く第1回目のウォーキングだそうだ。
このコースは京都でも人気の非常に高いひとつという。




京野菜の畑を見ながら歩く。




大沢の池に到着。


時代劇のロケーションとして、大覚寺大沢の池は非常に有名。


紅葉がまだまだ木にあり、次々と落ちる葉が道を埋める時期が最高かと思います。


もう、夢のような・・・・




大覚寺で昼食タイム。




大沢の池




昼食タイムを終わり、再び出発。


な、なに?




雨の山も煙って・・・・、もう、雨は止まんのかぁ。


水彩画の世界でしょう。




本当に、こんな美しい道を歩くのは幸せ。






あだしの念仏寺です。


このあたりから、先月9日に歩いた道とちょうど逆を歩くことになる。

先月の嵐山歩き


このあたりは茶店、土産物屋、そして一般のお住まいまでも、美しいたたずまいを見せ、思わず足を止まる。


しばらくはセンスのいい門前をごらんください。






雨でも観光客は多い。




紅葉は終わりなんて、とてもとても、今が真っ盛りです。








おなじみの紅葉スポットも今日は横目に見て。


落柿舎。1ヶ月ぶり。コスモスもかわいい。




先月、もっとも気にいったところ。まさに今が最高の紅葉時と思うが・・・










先週、NHKで紅葉の中継放送があった。ここ、大河内山荘である。
あまりにも美しい紅葉の風景、山荘からの見事な景色など。
ここは、またコンディション最高の時にとっておこうと思う。



先月と逆に竹林を歩く。


ライトアップの装置が点くと、どんな幻想的な経験が味わえるのだろう。


竹の向こうに燃える赤。


天龍寺の北門もまさに、紅葉モード。














アートです。



あとは渡月橋へ一直線。


天龍寺外にて。


先月の嵐山はまだここまで紅葉していなかった。


JR嵯峨嵐山から帰る。
約6時間。雨で寒いとコタツでころがっているか、積極的に歩いて、いい運動をするか・・・
思い切って、外へ出よう!!!



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