京都陶板名画の庭、京都府立植物園 2005/10/26



紅葉にはまだまだ早い我慢の時期。勤務後の午後、京都の北へ。
地下鉄「北山」駅を出るとすぐ。
陶板の名画の庭を訪れる。世界で初めての絵画庭園。全部で、8点の名画が陶板として鑑賞できる。


サイトから引用
 陶板画は、原画を撮影したポジフィルムから写真製版し、転写した陶板を焼成して鮮やかな色をだしたもので、それを何枚も組み合わせて一つの巨大な絵画としたものです。
 変色も腐食もしないので、永く保存することができ、焼物と芸術の複合した新たな芸術ジャンルと言われています。

陶板画を製造しているところは、滋賀県信楽町にある大塚オーミ陶業株式会社信楽工場です。


〈伝〉鳥羽僧正作「鳥獣人物戯画」   甲巻・乙巻   京都高山寺蔵
鳥羽僧正作と伝えられる。絵巻物の傑作。 全4巻の内、猿、兎、蛙の戯れる甲巻と、けもの達の生態を描いた乙巻を拡大しています。
甲巻60cm×2262cm 乙巻60cm×2400cm(両巻とも、原寸を縦横約2倍に拡大)




〈伝〉張澤端作「清明上河図」 台湾 台北故宮博物院蔵
張澤端の原画は、損失しましたが、明・清時代の写しがいくつか残されています。
中でも台北故宮院所蔵の本図は、原画のすばらしさをよく伝えています。
35cm×1200cmの原寸を縦横2倍に拡大




レオナルド・ダヴィンチ作「最後の晩餐」
イタリア ミラノ サンタ・マリア・ディレ・グラツィエ修道院
ダ・ヴィンチが、ミラノで描いたもので、イエスが捕まる前の晩 、12人の弟子たちと食事をとった情景を描いています。
432cm×886cm(ほぼ原寸大)


パンフレットと見比べながら、ゆっくり鑑賞。イタリアまで行かなくても、本物と同じ大きさでその迫力を。


これも、実寸大。1990年の「国際花と緑の博覧会」での出品作がここにあった!
15年前の想い出が鮮明によみがえった。





ミケランジェロ作「最後の審判」バチカン・システィナ礼拝堂
天才・ミケランジェロが、たった1人、6年をかけて仕上げた大作。1430cm×1309cm(ほぼ原寸大)


中央は聖パルトロメオの生き皮(ミケランジェロの悲しげな顔といわれる)


↑ とにかく、このでっかさを体感 ↓



その他の絵

スーラー作「ラ・グランド・ジャット島の日曜日の午後」
アメリカ  シカゴ美術館蔵

フランス新印象派の画家スーラーは、無数に打った原色の点が遠目には混ざって見えることに気付き、点描派を確立しました。
この作品は、数ある点描派の作品のなかでも代表作とされています。
205cm×305cm(ほほ、原寸大)

ルノアール作「テラスにて」
アメリカ  シカゴ美術館所蔵

豊かな色彩で知られるルノアールですが、この作品では、伝統的な描き方と、彼の個性とのバランスがうまくとられています。
100cm×81cmの原寸を縦横約2倍に拡大

ゴッホ作「糸杉と星の道」
オランダ クレラー・ミュラー美術館像

独特なタッチで知られるゴッホ。彼は、生涯全く評価されませんでしたが、死後、その独自性が高く評価されました。
この作品にも、彼の独創的なタッチがいきています。
92cm×73cmの原寸を縦横約2倍に拡大


すぐ隣に、京都府立植物園がある。


あと4ヶ月すれば、入場無料の対象。


門のところでスケッチ会の講評をやっていた。






色鉛筆でのスケッチを覗く。すばらしい。






重いだろうな、望遠レンズ。


もうちょっと、メジャーな花にならないか・・・






巨大な温室 16時閉門だったが、なんとか15時に駆け込む。




世界中の花、木。好きな人にはたまらないだろう。




盲導犬の賢い顔!


多くの美しい蘭を鑑賞







菊花展を見る。左半分、右半分の2本の木からこれだけの花が。


かわいい。頭デッカチの2等身。ズングリさん。


なるほど、福助作りというのか。


これが本来の。






トルコ石のようなきれいな花に思わず。


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