セントレア空港、名古屋城 2005/08/30



青春18切符の旅

年に1〜2回の青春18切符の旅。今回は、ネットオークションで落札した1日分の券。2800円だった。
(当日の0:00から、23:59までJR在来線であれば、この券で日本中乗り放題である。急行、特急などは不可。快速などは可能。)

今回はどこへ行こうか。
いつも、殆ど西の方に魅力がある。
昨年の尾道にもう一度と思ったが、本日は衆議院選挙の公示日。尾道は、注目の亀井氏vs堀江氏で、なんとなく敬遠したい。
それなら、初めて、東へ向かおう。
新設されたセントレア空港、名古屋城を目標に、JR草津駅を6:40に乗る。


車内のシートに券を置いて撮影。

ところで、この券、スタンプを見ると、
@ 8/07   駒込駅の改札で入場
A 8/21   札幌駅の改札で入場
B 8/22   青森駅の改札で入場
C 8/23   長岡駅の改札で入場
D そして、8/30に、草津駅の改札で入場となる。

日にち的に、
@ABC自分の3人が使っている。
それぞれ、その日の最初に入った駅のスタンプであるから、使用した人は、1日かけてどこを旅したかは分からない。
この券だけが知る事実であるが、東京周辺、北海道、青森周辺、新潟周辺をこの券が旅して来たことになる。
最後に、滋賀から岐阜、名古屋周辺となり、なんか、感慨を感じる。

金山まではJR。ここからは名鉄に乗り換えて


到着


中部国際空港(セントレア空港)である。


空港玄関に入った途端、左国際線、右国内線ときた。なんと単純、分かりやすすぎる!。迷いようがない。
飛行機に乗らないお客さんは、エスカレータでも、エレベータでも乗りなはれってわけ。
羽田とは規模が全然違うものの、ほんまにようできてます。


まず、4階のスカイデッキへ。従来の展望デッキと大きく違い、300m滑走路に向かってニョキと伸びている。
それだけ離発着する旅客機をまじかで見ることができる。


記念に。「シャツター押しましょか。」


実際に飛行機に乗る客でなく、飛行機を見たいだけの人にも気遣いが分かる。設計者偉い。


こんなに間近に動く飛行機が見える。


次々と離陸していく旅客機。この空港でこんなに頻繁に離発着があるとは驚き。


でっかいのも飛び立つ。


かっこいいね。


いってらっしゃい。


曇天で、あまり、スカッと見えず、画像も暗い、残念。


地下の情報センターでは、空港の工事内容、経過などのパネルがある。


4階のスカイタウンは、ショッピング街で、左レンガ通りと、右ちょうちん横丁になっている。
こちら、レンガ通り


全ての店が出来立てで看板も新しく、個性を出している。


確かに、空港の中なのか?


話題になっていた銭湯もある。まあ、風呂に入りに来たんじゃない。


評判のまるは食堂。さかな料理で、長蛇の待ち。


セントレアのキャラ。なんか、「ちちんぷいぷい」みたい。


シンプルでしょ?


前職の時は、年に10回ぐらい空の旅で、多くの空港を利用した。どこにもある空港の風景。


外国のねえちゃん、好きです。


夢の特急、かっこいい。21世紀の乗り物みたい。えっ、今21世紀だった。
昔は、何でも、未来のXXXは、21世紀のXXXって言ったなぁ。


モダンな名鉄電車に乗って再び金山まで帰る。
物珍しげに片道790円もはらって飛行機を見てきただけながら、まあ、ピカピカの空港を見てきた話の種。



テレビでおなじみ、名古屋の飲食店はサービス満点。とりわけ、喫茶店に注目!。
名古屋の喫茶店は喫茶店でない!。
いや、コーヒーを注文しても、必ずお菓子や果物がおまけに付いてくるし、喫茶店なのにカレーはもちろんのこと、うどんやどんぶりなどのメニューもある。
名古屋の人は、朝食、昼食は喫茶店で済ませるのだ。道を歩いていて、多くの喫茶店を注目。



ということで、金山から歩いて5分喫茶店バリオへ。


ここはマンガ喫茶である。マンガ喫茶なんて今まで入ったことがない。
膨大なマンガが棚にある。当然、マンガ以外にも各種雑誌もある。


ところでここも単なる喫茶店ではない。和洋のおかずをそろえたバイキングである。890円。
ケーキ、パン、ゼリーものなどもコーヒー、茶、カルピス、ジュースといっしょにあるからちょっとした待ち合わせ、休憩に使える。


食事後も帰らず、ずっと本を読む人人人。



さて、地下鉄で、名古屋城へ。


大阪城などの名城と共通の風格が。




今にも泣きそうな空模様に今日も天下の名城は建っていた。


愛知万博記念に「新世紀・名古屋城博」というのが6月まであり、あの金の鯱は降ろされた。
展示は終わり、再び天守のてっぺんで輝いていた。
しかし、名古屋の人は考えることがでっかい。あの鯱を降ろしたのだ。
実は鯱の無い名古屋城天守を見たかったのだが。




暗い空で、あまりきれいに撮れなかったのが残念。




単純な波風の組み合わせもこれだけでっかいと、見事。

地下から天守に入る。


日本人と思うと、中国や韓国の旅行者というのが、最近どこでも。
彼女たち、中国からとか。


こんなものが屋根の上に。




名古屋といえば、金のピカピカ。


いいなぁ、若い時は。


いいなあ、年とっても。


戦国3偉人


一番下から、最上階までのまわり階段を望む。





徳川園と徳川美術館が今回の目的。バスで「徳川新出来」で降りる。


徳川園の門をくぐる。まだ3時というのに、夕方のような暗さ。




これが、徳川美術館


「徳川美術館の名宝」と「家康の遺産」の展示があった。


さすが、尾張徳川、すばらしい名宝群である。


甲冑、刀剣、金銀財宝、香木、衣装、膨大な蔵書、楽器など、国宝や重要文化財を見られる。


ここには源氏物語絵巻も所蔵され、好きな人には1日でもいたいだろう。


外を見ると、激しい雨になっていた。


美術館を出る。よく降っている。右奥の方が徳川園。
壮大な日本庭園が楽しみであったが、こんな雨ではねぇ。断念。


とにかく、帰ろう。


名古屋駅へ着いたが、降りしきる雨。雨にけむる黄昏の名古屋マリオットアソシアホテル。


これは名古屋嬢?


駅構内のいたるところに警棒を持った警官が立ち常時にらみをきかしている。万博がらみのテロで緊迫。


駅内地下の「六行亭」で、名古屋コーチンの親子どんぶり。うまい。1029円。


すっかり暮れた駅前風景。クロスフィルターにて。
帰途につく。

青春18切符の旅はいつも、何かを無くしてくる。
今回は、名古屋城天守の中に折り畳み傘。気がついたら、城を出ていた。
取りに帰るのもめんどう。ビニール傘を買う。
そして、カメラのレンズのキャップをどこかに落とす。これ痛かった・・・


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