ミヒャエル・ゾーヴァ展 2005/06/21



京都駅ビル内の「美術館えき」にて

「ミヒャエル・ゾーヴァ展」〜不思議な扉の向こうへ〜


 



ドイツ人は、面白いことがあっても、その場では笑わずに家に帰ってから笑うとか。ゾーヴァの絵の中には、いかにもドイツらしい「暗さ」や「深さ」が満ちていて、その中にちょっぴりのユーモアが隠されている。

現実にはありえない非日常の空間をきっちりと描き込むことで、不思議な世界にリアリティが生まれます。見れば見るほど、引き込まれる味わい深い世界。



ミヒャエル・ゾーヴァ(Michael Sowa)のプロフィール
1945年ドイツ生まれ。ベルリンの芸術大学で芸術教育を専攻。半年間教育に携わったのち、画家、風刺漫画家、イラストレーターとして活躍。ベルリン在住。
1994年に出版された「ちいさなちいさな王様」の挿絵で一躍世界に注目され、物語や絵本の挿絵を中心に、独特の世界を瓢々と築き続ける。フランス映画「アメリ」(2002年日本公開)の美術やオペラ「魔笛」(1998年フランクフルト歌劇場)の舞台美術を手がけるなど、ジャンルを越えた世界で活躍し続ける。その作品はつねに一枚の「アート」としての驚くべき力と質の高さを持ち、世界中に多くのファンを持っています。



小説の挿絵や表紙、絵本などの原画として、時々お目にかかっており、これがゾーヴァだったのかと口に出る。
比較的小さなキャンバスに目をじっと近づけると、どちらかというと粗い筆のタッチである。
それなのに、離れて絵を眺めてみると、これが、また、非常にいい感じなのである。
ユーモア、皮肉たっぷりの題材は、クスッと笑わされるところがある。
空を飛ぶブタをはじめとして、多くの動物の擬人化、日常の風景の自由奔放な「いじり」など、アイデアいっぱい。
あの映画「アメリ」の美術を担当、ゾーヴァの作品が多く映画に出演している。

http://www.fantasy.fromc.com/art/sowa.shtml

ポストカードを3枚買ったのでスキャナでとった。








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