平山郁夫 平成の洛中洛外展 2005/02/07





 大丸ミュージアムKYOTO(大丸京都店6階)

現代を代表する日本画家の平山郁夫氏は、東京にいた時も、また、近くの佐川美術館が平山郁夫氏の常設館でもあるため、氏の作品には非常になじみがある。

このたび、京都の名所や史跡の風景などに取り組んだ画業の集大成「平成の洛中洛外図」を完成された。

 「平成の洛中洛外」は、京都御所と二条城を中心に置き、周囲に金閣寺や銀閣寺、西本願寺などを配して描いた四曲一双の大画面「平成の洛中洛外図」はじめ、北は大原三千院から南は浄瑠璃寺までの名所の四季折々の風景のほか、祇園祭や鞍馬の火祭りの祭事、白川女や西陣の名工の人物画など3年をかけて完成させた本画37点と素描30点を展示。

 製作までの準備段階、数年にわたる製作過程などをビデオで見る。
最初は緻密に、そして、輪郭をぼかして、200回も筆を重ねるという平山氏の絵には確かに深みを感じる。東山魁夷の作と重なり、好きな作風である。




いつもながら、作品集は飛ぶように売れている。うらやましい。






つれづれぐさページへ戻ります。



2005年のつれづれぐさへ