中之島三井ビル 2002/12/01


仕事については殆ど書くことが無いが、東レ時代最後の仕事でとりわけ記憶に残る経験だったので特に書いておきたい。
 東レ大阪事務所の入っていた三井ビルの建て替えにあたり、一昨年から営業していた入退防犯システムが、3社コンペチの末、受注できた。これも、既にパッケージとして実績が多いコンペチに対し、無謀にも勝ち取ったプロジェクトで、松下電工エンジニアリングさんに顧客との間に入っていただいたものの、反省・後悔のつらいジョブだった。過去に最も厳しい仕事だっただろう。
 ゼネコンとの葛藤、業者とのつきあい、トラブルの発生、納期遅れの詫びなど、全て、一人作業で、毎日が気のおけない苦しい毎日が続きました。工事現場への入場などは、過去のFAシステムの経験から何とも無いが、この巨大ビル建築現場の経験は特別。各種のセンサとの連携、建物工事との進捗管理など。8月にテナントが引っ越しされ、ようやく大きなプロジェクトが終わったという気持ちでした。このビルに入るたびに、いろいろ思い出されるだろう。



非接触ICカードリーダを各フロアのテナントの入口、エレベータ内など、約200台を設置。管理センターのサーバでグラフィック集中管理システム。


大型タッチパネルを内蔵した非接触ICカードリーダに個人認識カードを近づけるとサーバでチェックして電気錠を制御する。




複数のJVによる大プロジェクトでの工事現場。


この後に担当した鎌倉の東レ先端技術研究所
(この中の非接触ICカード入退管理システムを担当)

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