明治時代に皇室に献納された法隆寺献納宝物を保管するため、昭和39年(’64)に建築開館された。 宝物は戦後国有となり、一部は法隆寺に返還されたが、今も、300余点を有す。 非常に貴重な上、保存の難しい品が多く、週に1日だけ一般公開されていた。 公開日の増加要望から、平成7年(’95)に着工、長い工期を終わり、同じ場所に新規に新しく生まれ変わった。 4年間を費やして完成された宝物館は宝物の保存も大きな目的もあり、派手さはなく落ち着いた雰囲気である。 どれもが7世紀の古い物中心であるが、1200年も経て、木製の箱や、すばらしい彫刻品、仏像が今も新しいらには感銘を覚える。全て「国宝」と「重要文化財」のオンパレード。教科書や図鑑でしか見たことのない「聖徳太子像」、「夢違観音」などが無造作に?展示されている。全部「本物」。 |