渋谷から少し歩くと、さすがに、大都会のイメージは少なくなってくる。 閑静な住宅の中にりっぱな煉瓦建築が現れる。 戸栗美術館は旧鍋島藩屋敷跡に建設されたと云う。 中国、朝鮮、日本の貴重な東洋陶磁器の大収集群。 この日は、「色絵の世界」の展示で、赤・緑・黄・青などの色絵具で模様を描かれた美しい陶磁器を見ることができた。 古伊万里、古九谷の見事な大皿、金欄手と云われる豪華な模様、そして、柿右衛門の赤絵など。さぞ、高価だろうな。 時間があれば、ぜひ、焼き物をやってみたいと思う。 落ち着いた雰囲気の美術館だった。 すぐ近くに、東京都知事の公邸がある。 渋谷への帰りに、「めがね博物館」も見た。「アイリスめがね」の社長が私財で集めた、世界のめがねの歴史を一堂に集め、 見ることができる。特に、フランスの当時のめがね工場をそっくり再現したのはすばらしい。 |